このコンテンツは、我が家のポリプテルス1匹に焦点を当てているものです。
あくまでfools的妄想から成っておりますので、単なる戯言と聞き流してください...


・出逢い
地元で唯一と言ってもいいワイルドポリプテルスを頻繁に入荷するショップで出逢った。
いつも通っているときには全く気づかず(なんせベアタンクで180cmほどの水槽でエンドリケリーを2.30匹ほど泳がせているところなので)、たまたまそのショップのメインとも言うべきエンドリ水槽を覗いたことに始まる。

パッと見、ベアタンクなのでどのエンドリも体色は飛びがちだったがある1匹が目に留まった。
その体色は他の色飛びしたエンドリよりも更に色飛びし、エンドリが色飛びしてもここまで真っ白にはならないだろうというほどの体色で、更にエンドリらしからぬ顔つきを見て思わず
「おっちゃんラプラじゃん!!」。
店主は特に驚く様子も無く、
「ほんまか〜。そいつはギニア便で入荷したときに混じってたやつで、いったん売れたけど、買って帰った兄ちゃんがエンドリなのにバンドが無いって言って、出戻ってきたやつよ。」と...
その時はあまりの興奮で(地元ではラプラの入荷はあまり無いため)、よく状況を把握できておらず、
「ギニアラプラか〜。よし!!おっちゃん出戻りだしやすく売ってや〜。」
と、値切りに成功して連れ帰りました。この時は、
「ガーネットで飼えば、ラプラ独特の体色・柄が出るはず」
位にしか思ってなく、興奮のまま帰宅についた。

帰宅後、念入りに水合せ後メイン水槽へ放流。
「ついに我が家にもギニアラプラか〜。早く落ち着いてかっこいい発色を見せてや〜」
と長時間その個体を観賞した...しかしよく観賞・観察していくうちに、エンドリのようなバンドが確認できた。しかしエンドリとは明らかに違う体色の飛び様もあり、自分の中のエンドリ説は端から無く、よくよく考えていくうちにラプエン説が沸々と湧いてきた。
「ラプエンか〜。まいっか☆飼ってみたかったし。」

長々と小説風?に出逢いについて書いてしまったが、こんな感じで飼育・ラプエン説がはじまり、このコンテンツを作るに至る。
下記からは、ラプラディ・エンドリケリーとの比較。



・導入時体色から現在体色

導入時体色
薄っすらだが、バンドらしきものが確認できる。
ここまでエンドリの色飛は無いはず...
下手な画像で申し訳ない(汗

導入後2ヶ月ほど
バンドが鮮明に出てきた。
体色はエンドリのような色でもなく、ラプラのような色でもなく、
ねずみ色といった感じを強く出している。
換水直後は、少し茶色とも緑とも取れないような発色を部分的に見せることがある


・頭部比較

エンドリケリーの頭部

ラプラディの頭部

謎の個体の頭部
この3つを比べてみてまず思うことは、ラプラディに頭部のつくりは似ている、学術的になんてことじゃなく単なる直感ですが...
頭部は筒状で細長い感じが見受けられ、明らかにエンドリとは全くの別物に見える。



・各鰭比較

エンドリケリーの胸鰭

ラプラディの胸鰭

謎の個体の胸鰭
どちらかというとエンドリよりの柄な気がしますが、これは個体によってさまざまな柄をしているので、なんとも言いがたい...
ただラプラディに関しては、エンドリケリー・謎の個体のような年輪の様な柄はあまり見たことが無い気がする。



エンドリケリーの背鰭

ラプラディの背鰭

謎の個体の背鰭
これも個体によってさまざまですが、基部となる棘の部分がラプラディに近い。
ちなみに謎の個体の背鰭条数は12枚。



エンドリケリーの尾鰭

ラプラディの尾鰭

謎の個体の尾鰭
尾鰭に関しては比較が難しい、柄といった面ではラプラディに近いが、エンドリでも尾鰭にまでバンドが入っていない個体もいるので...
構造に関しては、これまたfools的直感ですが、ラプラディに似ている気が...比較の対象としては難しかった気がします。


・バンド(柄)比較
エンドリケリーのバンド
ラプラディのバンド(柄)
謎の個体のバンド
エンドリケリーとラプラディのバンド(柄)の大きな違いは、そもそも黒の色素の濃さというか、バンドの形成の仕方の違いというか、うまく説明できないが、エンドリの場合はバンドという表現がピッタリはまると感じるが、ラプラディの場合はバンドというより、柄という感じ。う〜んなんていうんだろう。自分の学の無さに嫌気が差します(爆)誰かうまく説明してほしいところです。それはさておき、
謎の個体のバンドは、バンドでは無く柄だと思う。その表現はラプラディであり、エンドリでもある感じがします。ラプラディ特有の頭部から尾鰭に向かって走る縦のラインもなんとなくだが確認できるし、エンドリの上半身?が太いバンドで下腹部がチップからなるという感じもある。
よくわからなくなってきたのでバンドについてはこの辺で...



・性格的比較

エンドリケリー

ラプラディ

謎の個体
謎の個体はエンドリケリーのようによく泳ぎ回り、生餌も追いかけたり、上層部で狙っていたりという性格。ラプラディのように底でおとなしくしているような事はあまり無い。

ここまで書いたが、結局何なのって思います(汗)
今まで色々なラプエンと呼ばれたり、リアルアンソルギーが世間に出てくる前のインボイスアンソルギー等を雑誌やネットでですが見てきました。大体そういう個体はどちらか(エンドリケリーorラプラディ)の表現が強く出ていたように思います。しかし我が家のラプエン?はどちらともつかない表現ですのでどうしましょ??って感じです。まぁ別に種をはっきりさせたい訳ではないので、たいしたことではないのですが(笑、何かの参考にしていただければ...
これを見て同じような個体を飼育されているって方がいらっしゃいましたら、是非Lapradi's Museumの方へ館員登録を(笑。

以前、当HPでもLINKさせていただいておりますなおきちさんのHPの掲示板でこの個体について意見を伺ったところ、とても良い意見を頂きましたので、そちらから引用させていただいて締めさせて頂きたいと思います。このコンテンツを作るきっかけになったものです。とても参考になるご意見をなおきちさん・ナイジェールさんご両人ありがとうございました(礼

ほんと自分のアホさ加減が露呈したコメントで今見ても恥ずかしい限りです。
このやり取りを当HPで使用することを快く快諾していただいたなおきちさん、ありがとうございました。こんなアホな管理人foolsとお付き合いいただき感謝感激です。(涙

ということで、何か進展があれば更新していく予定です。

2008.11.4
残念ながら、この謎のラプエン?を放出してしまいました(涙。
しかしこのコンテンツは残しますので、何かのお役に立ててください(礼。

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